身体からの水分蒸発

今年は梅雨明けから非常に厳しい暑さが続いています。少し動くだけでも汗ばんできますよね。今回は身体の水分蒸発についてのお話です。

 

体温が上がってくるとそれを下げるために、いくつかの方法で身体から熱が放出されます。その内の一つが身体からの水分蒸発になります。水分が体表面から蒸発する際、気化熱により熱が奪われ体温が下がります。また、身体からの水分蒸発は不感蒸散と発汗によって行われます。不感蒸散とは自然に行われている体表面からの水分の蒸発のことで、発汗は文字通り汗をかくことで水分を放出しています。身体からの水分蒸発は気温30℃を超えると大きくなってきて、35℃を超えると汗を大量にかくことになります。なので30℃以下が人間が快適に過ごせる温度だと言えます。ちなみに私の基準になりますが、夏の暑さが32℃までだったら耐えられるのですが、気温が32℃を超えると身体のしんどさを感じます。

 

今回の記事で身体からの水分蒸発について少しだけ理解していただけたと思います。当然、身体から水分が蒸発するのと同時に塩分も失われているので、水分だけでなく塩分補給も必要になってきます。水分が足らなくても塩分が足らなくても脱水を起こしてしまうので気をつけてください。暑い日はまだ続きますが頑張っていきましょう。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

関節に水がたまったときの注意点

皆さんは関節に水がたまったことはありますか?その場合にどのような処置をしたでしょうか?今回は関節にたまった水についてのお話です。

 

スポーツなどで関節部分をぶつけたり、変形性膝関節症などで関節付近に水がたまることが多いのですが、水とはいったいどういうものなのでしょうか?関節にたまった水の正式な名称は関節液と言います。関節液の働きは関節が滑らかに動くようにするための潤滑油の働きと、関節間の栄養成分の受け渡しを行うという働きをしています。なのでもともと関節内には関節液は存在しています。身体のトラブルの際に通常より多く関節内に関節液がたまっている状態のことを一般的に水がたまると呼んでいます。なぜ関節内に多量の水がたまってくるのかというと、関節部分で何かトラブルがあるとそれ以上身体に負担が掛からないように、より多くの水を身体が分泌してくれるからです。よく水がたまった場合に水を抜くという処置を聞きますが、上記の通り身体を守るために分泌されている水を抜くのは関節に負担を掛けることになるのでやめたほうがいいです。特に変形性膝関節症の場合は水を抜く回数が多いと膝の変形を助長してしまいます。そもそも水がたまる原因が解決してなければ水を抜いてもすぐに水はたまってきます。

 

では水がたまったときにおこる症状はどのようなものでしょうか?水がたまると痛いのではないかと思われるかもしれませんが、上記のように水は関節を保護する役割なのでそれ自体に痛みをひきおこす成分はありません。しかし、関節内に多量の水がたまってくると関節内が圧迫されるため、関節を曲げた際に周りの筋肉につっぱった痛みが出ることがあります。それでも、水自体は害になるものではないので抜かないほうがいいです。関節の曲げ伸ばしが困難になってきて日常生活に支障をきたすレベルであれば水を抜くという選択肢を考慮するべきかもしれませんが、水がたまったときの処置としてはトラブルの原因に対して治療をおこないながら、圧迫包帯などを利用して自然に水をひかせるという方法がベストではないかと考えています。

 

今回の記事はいかがだったでしょうか?関節内の水を抜くことは基本的によくないということを理解していただけたのではないでしょうか?膝の変形や痛みでお困りならぜひ当院にご相談ください。院長があなたのお悩みを解決します。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

スポーツ外傷とスポーツ障害

最近サッカーのワールドカップが始まり盛り上がっていますね。激しく相手とコンタクトする場面も多くみられ、選手は身体を痛めることも多いのではないでしょうか?スポーツによって起きるケガにはスポーツ外傷とスポーツ障害があり意味が全く違ってきます。

 

スポーツ外傷は一度に負荷や外力が働いて引き起こされるトラブルです。例えば身体をぶつけて打撲したとかつまずいて足を捻ったりなどのケガが該当します。それに対してスポーツ障害は繰り返しの動作などの継続した負荷により引き起こされるトラブルです。これは例えばスポーツを継続的にやっていてだんだん腰が痛くなってきたとか、膝が痛くなってきたとかといった場合が該当します。よく知られているスポーツ障害としては疲労骨折、テニス肘、野球肘、オスグッド病、シンスプリントなどがあります。別の言い方をすればスポーツ外傷は急性のケガ、スポーツ障害は慢性のケガと言えるので当然、治療方法やケアの仕方は変わってきます。

 

今回の記事は一般の方は特に意識して覚えていただく必要はありませんが、雑学的に記憶にとどめていただけたらいいのかなと思います。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

早期に治療を始めた方がいい理由

みなさんは身体にトラブルが生じたときにどのような対処をしていますか?「自然に治るかもしれない」といって何もせず放っておくケースが多いのではないでしょうか?もちろん自然治癒するケースもありますが、重症化するケースのほうが比較的多いです。

 

身体に痛みなどのトラブルが生じた場合、初期の多くは表面的に炎症を起こしたり筋肉の緊張を起こしています。この時点で治療を始めれば表面的な施術で対応できるので治療時間及び期間が短くて済み、また施術の方法も比較的簡単な方法で対処できます。しかしトラブルの期間が長くなれば痛みを起こしているポイントがより深部へと到達してしまいます。そうなると深部の治療ができる手段(鍼や特殊な治療器など)が必要になり症状の改善に時間がかかるようになります。またどこか痛む部位があれば日常の動作が、自然とその部分をかばう動作になるので別の部位の痛みをひきおこす場合も多くみられます。治療のスタートが遅れるほど症状の改善に時間がかかります。大げさに言えば一年間、身体のトラブルが続いたのなら治るのにも一年かかると思ってください。

 

早期に治療を始めた方がいい理由をご理解していただけましたか?以前ブログで述べましたが、一週間ぐらいの期間でみて身体のトラブルがだんだんと良くなっていなければ早く治療を始めるべきです。お身体で何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。今回も最後までご覧になっていただきありがとうございました

治療院選びで重要なこと

みなさんの身体にトラブルが発生してどこかの治療院で診てもらおうと思ったとき、どういった基準で治療院を選んでいますか?

 

治療院が近い場所にある、営業時間が自分の通う時間に都合がいい、先生の対応がいい、治療院の雰囲気がいい、などいろいろな理由で自身が行く治療院を決めていると思います。みなさんそれぞれの基準があると思うので自由に治療院を選んでいけばいいのですが、一つ気をつけて欲しいことがあります。

 

それは施術料金で治療院を決めている場合です。もちろん経済的な面からは料金が安いにこしたことはありません。また治療は一回で終了ということは多くなく、何回か継続して施術することで症状が改善していくのでその点でも料金は安い方がいいでしょう。しかし治療院に来られる一番の動機は身体のトラブルの改善のはずです。施術料金が安くても身体の状態が良くならなければ意味がありません。

 

治療家は患者さんに質のいい医療を提供するために日々努力していかなければなりません。例えば、医学の専門書を購入し医学的知識を蓄える、技術習得のために勉強会や講習に参加する、物療機器(治療器)を治療院に導入して施術のクオリティを上げていくことなどを行っています。これらはすべてお金がかかります(コストは非常に高い)。施術料金を安くするということは医療の質を下げざるをえないことになります。結果的に、患者さんにとってもデメリットにしかなりません。

 

治療院選びで最も重要なのは症状が改善するかどうかに尽きるので、そういった点で行かれる治療院を決めていくようにしてください。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

湿布の使い方を間違っていませんか?

今回は湿布について少し説明したいと思います。みなさんは湿布をどういったときにどういった目的で使用していますか?湿布を利用する上で注意していただきたい点を以下に記します。

 

まず温湿布と冷湿布どちらを使えばいいかよく質問されますが、効能で言えばどちらでもかまいません。温湿布、冷湿布ともに温める、冷やす効果はほとんどありません。あくまで薬の成分(冷湿布はメンソール 温湿布は唐辛子成分)によって温かい、冷たいを感じているレベルです。治療レベルで言えばホットパック、アイスパック、赤外線治療器、氷嚢などを利用しなければ温める、冷やすといった治療効果は得られません。ただし温湿布には唐辛子成分が含まれるため肌の弱い人は特にかぶれやすいです。なので私は冷湿布を推奨しています。

 

湿布の効能の持続時間は5~6時間しかもちません。そのまま湿布を貼り続けていると肌がかぶれてくる可能性があるので5~6時間たったら剥がしたほうが良いです。また湿布を立て続けに貼り続ける場合も肌を痛める可能性が高いので1、2回同じ場所に貼ったなら少し時間をおいてからしようしたほうが良いでしょう

 

肩がこるといった理由で湿布を使用される方がいますが、効果はありません。湿布の主たる効能は鎮痛なのでそれ以外の用途で使用しても意味がありません。

 

最後に、湿布はあくまで治療の補助的な要素に該当するものなので湿布を貼っても症状が改善しないのなら早く治療院などで受診されるのをお勧めします。今回は湿布についてでしたが、いかがでしたか?今回の記事が参考になれば幸いです。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

急性期の応急処置の大原則

今回は捻挫や打撲など急性期のトラブルの際に有効な応急処置についてお伝えします。急性期のトラブルにおいては炎症がおこり、しばしば腫れをともないます。この炎症と腫れをいかに抑えるかが早期回復のカギとなります。急性期の処置原則はRICE処置という名で知られており、RICEとは応急処置原則の英名の頭文字を取って名付けられています。では以下で詳しく説明します。

 

・R(REST 安静)身体のどこかを痛めた場合、その部位を安静にして使わないようにする

・I(ICING アイシング)患部を冷やすことで炎症を抑える

・C(COMPRESSION 圧迫)患部を圧迫することで腫れを抑える

・E(ELEVATION 挙上)痛めた患部を心臓より高い位置にもっていって血流のコントロールにより腫れや炎症を起こりにくくする

 

急性期のケガなどではこの処置原則にのっとって治療計画を立てていく必要があります。そうすることにより、痛みの軽減や早期回復ならびに痛めた細胞組織がきれいに治っていくことになります。この処置は当然、治療院だけでなく、みなさんのご家庭でもできる処置なので覚えておいてください。

 

今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。

最後までご覧になっていただきありがとうございました。

あなたの身体のトラブル 急性期?慢性期?

今回は身体のトラブルにおいての急性期、慢性期の話です。急性期、慢性期の期間についてはトラブルの種類などによってバラツキがあります。しかし治療院での実際の治療という面でみれば、炎症が治まっているかどうかで考えていかなければなりません。

 

炎症が治まるまでは通常10日前後かかるので、急性期は受傷してから約10日間でそれを境にして徐々に慢性期に移行すると考えていいです。ただし、これはなるべく安静にして患部に負担をかけないようにした場合で、痛いのを我慢して身体を動かした場合は急性期の期間が2倍、3倍と伸びることになります。ちなみに接骨院では完全に慢性期に移行する前までを急性期と考えており、受傷して1か月~3か月以内が急性期に該当します。

 

治療を始めるタイミングは早いに越したことはありません。治療を早く始めれば早いほど良い治療結果が期待できます。大げさに言えば身体のトラブルが1年続いているのなら、治るのにも1年かかると思ってください。なので、もし身体に不調があるのならなるべく早く治療院に来院なさってください。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

接骨院で保険が使える場合とは?

今回は接骨院で受診する場合の注意点についてです。接骨院で受診する場合は健康保険が使えるのですが、すべての身体のトラブルに対して適用されるわけではありません。以下に保険適用される条件を記します。

 

・急性の障害であること

・重傷原因がはっきりとしていること(いつ、どこで、どのようにして受傷したか)

・骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷(肉ばなれ)に該当するもの

・骨折、脱臼については、応急処置のあと引き続きの治療は医師の同意を必要とする

 

上記の条件を満たしていなければ保険適用にはならないので、例えば肩こりや数年前から腰が痛いなどの症状では保険が使えません。そういった症状のトラブルでは保険外診療(自費診療)で受診していただく必要があります。

 

ただし、ご自身のトラブルが急性のものなのか、痛めた部位がどうなっているのかなどは当然ご自身で判断できないと思います。それは治療院の方で問診や検査などで病態を把握、診断して確定してゆくのでご安心ください。

 

今回は簡単ながら接骨院での保険取り扱いについての記事でした。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

病院と治療院の違い

今回は病院と治療院の違いを述べたいと思います。

 

法律的に言えば病院で行われている施術は医療行為と呼ばれ、医師はすべての医療行為を行うことができます。一方で治療院の施術は医療類似行為と呼ばれ、医師法・薬事法に違反しない限定的な施術に限られます。また診断権が医師にはありますが、治療院の先生にはありません(柔道整復に関しては業務上取り扱いのものに限って診断権がある)。

 

これだけ聞くと身体にトラブルがあれば全て病院で診てもらえばいいんじゃないかと思われるかもしれません。しかし病院と治療院では得意としている分野が違っていると私は思っています。

 

例えば腰が痛くなって病院に行った場合にレントゲンなどを撮って異常がない、もしくは手術の必要がない場合は腰痛体操の指導や湿布をもらい、基本的に後は自然に治るのを待つことになります。しかし治療院では手技・はり・電気療法などの施術によって症状の早期改善を図ります。つまり病院は手術や薬などが必要なトラブルの改善を得意としており、治療院は手術が必要でないトラブルの改善を得意としていると言えます。

 

また病院では診断にレントゲンやMRIなどを使い画像所見的に異常があるかないかなどでトラブルを診断します。一方、治療院では身体のゆがみや筋緊張のアンバランスからくる身体の不調などレントゲンなどに写らないものもトラブルの原因として捉えます。

 

病院の優れているところ、治療院の優れているところがあると思うので、ご自身の身体にトラブルがあったときこの記事が参考になれば幸いです。最後までご覧になっていただきありがとうございました。