ツボ(経穴)とは?

みなさんはツボについてどれぐらい御存じでしょうか?テレビや雑誌でも症状に対して代表的なツボなどが紹介されていますよね。ではツボとは一体なんでしょうか?

 

東洋医学ではツボを利用して治療していくのですが、このツボという存在を西洋医学的に説明することはできません。ツボの多くが神経、筋肉、血管などの走行と異なる場所に点在しており、解剖学的には何もない場所に存在しているということになります。ツボは経験的に生み出された医学です。頭が痛いときに手のある場所を押さえたら痛みが和らいだとか、お腹が痛いとき足のある部分をさすったら痛みが引いてきたといった経験の積み重ねにより東洋医学の理論が作り上げられてきました。一方、西洋医学は解剖学をもとにして発展してきました。西洋医学と東洋医学は発展してきたベースのものが全く異なるので、考え方が大きく異なるというわけです。結局、ツボとは何なのか?すいません私にも説明ができません。経験的に発見された治療ポイントと言うしかありません。解剖学的には説明できませんが、確かに治療効果はあります。逆子を戻したり、西洋医学で難治性の症状を改善したりなど多くの実例があります。もちろん西洋医学も万能ではなくてまだまだ分かっていないことが多く完璧ではありません。西洋医学、東洋医学どちらもメリット、デメリットがあるので、うまく組み合わせることができれば、よりよい治療ができるのではないでしょうか?

 

今回は、ツボについて少しでも理解ができるように記事を書こうと思ったのですが、たいした説明ができなくてすいません。東洋医学において実際の治療はツボを使って治療しますが、腰が痛いから腰のツボに鍼を打つというものではありません。この東洋医学理論については、またの機会に記事にしようと思います。最後までご覧になっていただきありがとうございました。