岡山県の奇祭

今回は岡山県の奇祭を紹介したいと思います。皆さんは津山方面(久米郡)に護法祭という奇祭があるのをご存じでしょうか?この護法祭は、私の知る限り日本のなかでもかなり特殊な部類に入り、祭りというよりは儀式といった言葉の方が当てはまる奇祭になります。それでは祭りの中身を紹介していきましょう。

 

護法祭はかつて約10か所ぐらいで行われていたみたいですが、現在は数か所でのみ行われています。その中でも最も伝統があるのが美咲町の両山寺で行われている護法祭になります。740年以上、鎌倉時代から続く伝統の祭りで毎年8/14日の深夜12時を過ぎて行われます。村から選ばれた一人が一週間身を清め、その人に祈祷によって神を憑依させ護法実(ゴーサマ)となり寺の境内を走り回ります。神が地上に降りて人の身体を借りてお遊びになるということらしいのですが、穢れている者を見つけるとゴーサマが捕まえに来ます。ちなみにゴーサマに捕まった者は3年以内に死ぬといわれています。なので、捕まりそうになると逃げなければなりません。護法祭とは、こういった儀式を通じて五穀豊穣を祈るという祭りです。

 

いかがでしたか?とても珍しい祭りだと思いませんか?このような奇祭が岡山県で開かれており、参加できる環境にあるなら一度くらいは、経験しないわけにはいかないでしょう。私は2016年より護法祭に参加しております。というわけで次回は、私の護法祭の経験談をご紹介します。最後までご覧になっていただきありがとうございました。