以前、トイレ掃除について記事にしたのを覚えていらっしゃいますか?洗剤(ドメスト)を染み込ませたトイレットペーパーを汚れに張り付けていく方法です。この方法でほぼトイレ汚れは落とすことができます。しかし、トイレの黄ばみ黒ずみは便器の奥まって普段目につきにくいところなどに特に付着していくのですが、こびりついたものは上記の方法でもなかなか落とすことはできません。なので、一昨年の大掃除ではその汚れをスルーして放っておきました。しかし去年の年末大掃除でその汚れを落とすことを誓い、私の新たな戦いが始まりました。
今回の戦術方針は、やはりドメストを使った化学攻撃に決定です。しかし、結果はなかなか思わしくありません。以前の掃除で便器の表面に傷がつき、その間に汚れが付着して汚れが落ちにくくなっているのかもしれません。以前の私ならすぐにあきらめていたかも知れませんが今回は違います。毎日、トイレットペーパーを張り付ける作業を繰り返しました。すると、ある日だんだん指先が痛くなってきました。少し前に爪を切ったので、深爪した痛さだと思っていたのですが、作業が終わり手を洗って指先を見ると完全に表皮が溶けていました。毎回、原液を使って15分以上作業に時間をかけていたので指が溶けてきたんです。そうです、私、素手で作業していたんです。それ以降ゴム手袋を使用して作業するようになりました。この名誉の負傷にも負けず、年末から現在に至るまでトイレ戦争を続けています。そのかいあって、ほぼ汚れは消失しました。
私の人生で「これほどまで本気になったことがあるのだろうか?」と思わせるトイレ戦争ですが、これを経験したおかげで大きくかわったことがあります。それはトイレをものすごく綺麗に使うようになりました。少しでも汚れが付いたらすぐに掃除しています。ある意味、私の部屋の中で最も神聖な場所になっています。「トイレの神様、便器はもともと綺麗なものだと気づかせてくれてありがとうございます」