湿布の使い方を間違っていませんか?

今回は湿布について少し説明したいと思います。みなさんは湿布をどういったときにどういった目的で使用していますか?湿布を利用する上で注意していただきたい点を以下に記します。

 

まず温湿布と冷湿布どちらを使えばいいかよく質問されますが、効能で言えばどちらでもかまいません。温湿布、冷湿布ともに温める、冷やす効果はほとんどありません。あくまで薬の成分(冷湿布はメンソール 温湿布は唐辛子成分)によって温かい、冷たいを感じているレベルです。治療レベルで言えばホットパック、アイスパック、赤外線治療器、氷嚢などを利用しなければ温める、冷やすといった治療効果は得られません。ただし温湿布には唐辛子成分が含まれるため肌の弱い人は特にかぶれやすいです。なので私は冷湿布を推奨しています。

 

湿布の効能の持続時間は5~6時間しかもちません。そのまま湿布を貼り続けていると肌がかぶれてくる可能性があるので5~6時間たったら剥がしたほうが良いです。また湿布を立て続けに貼り続ける場合も肌を痛める可能性が高いので1、2回同じ場所に貼ったなら少し時間をおいてからしようしたほうが良いでしょう

 

肩がこるといった理由で湿布を使用される方がいますが、効果はありません。湿布の主たる効能は鎮痛なのでそれ以外の用途で使用しても意味がありません。

 

最後に、湿布はあくまで治療の補助的な要素に該当するものなので湿布を貼っても症状が改善しないのなら早く治療院などで受診されるのをお勧めします。今回は湿布についてでしたが、いかがでしたか?今回の記事が参考になれば幸いです。最後までご覧になっていただきありがとうございました。