治療院選びで重要なこと

みなさんの身体にトラブルが発生してどこかの治療院で診てもらおうと思ったとき、どういった基準で治療院を選んでいますか?

 

治療院が近い場所にある、営業時間が自分の通う時間に都合がいい、先生の対応がいい、治療院の雰囲気がいい、などいろいろな理由で自身が行く治療院を決めていると思います。みなさんそれぞれの基準があると思うので自由に治療院を選んでいけばいいのですが、一つ気をつけて欲しいことがあります。

 

それは施術料金で治療院を決めている場合です。もちろん経済的な面からは料金が安いにこしたことはありません。また治療は一回で終了ということは多くなく、何回か継続して施術することで症状が改善していくのでその点でも料金は安い方がいいでしょう。しかし治療院に来られる一番の動機は身体のトラブルの改善のはずです。施術料金が安くても身体の状態が良くならなければ意味がありません。

 

治療家は患者さんに質のいい医療を提供するために日々努力していかなければなりません。例えば、医学の専門書を購入し医学的知識を蓄える、技術習得のために勉強会や講習に参加する、物療機器(治療器)を治療院に導入して施術のクオリティを上げていくことなどを行っています。これらはすべてお金がかかります(コストは非常に高い)。施術料金を安くするということは医療の質を下げざるをえないことになります。結果的に、患者さんにとってもデメリットにしかなりません。

 

治療院選びで最も重要なのは症状が改善するかどうかに尽きるので、そういった点で行かれる治療院を決めていくようにしてください。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

湿布の使い方を間違っていませんか?

今回は湿布について少し説明したいと思います。みなさんは湿布をどういったときにどういった目的で使用していますか?湿布を利用する上で注意していただきたい点を以下に記します。

 

まず温湿布と冷湿布どちらを使えばいいかよく質問されますが、効能で言えばどちらでもかまいません。温湿布、冷湿布ともに温める、冷やす効果はほとんどありません。あくまで薬の成分(冷湿布はメンソール 温湿布は唐辛子成分)によって温かい、冷たいを感じているレベルです。治療レベルで言えばホットパック、アイスパック、赤外線治療器、氷嚢などを利用しなければ温める、冷やすといった治療効果は得られません。ただし温湿布には唐辛子成分が含まれるため肌の弱い人は特にかぶれやすいです。なので私は冷湿布を推奨しています。

 

湿布の効能の持続時間は5~6時間しかもちません。そのまま湿布を貼り続けていると肌がかぶれてくる可能性があるので5~6時間たったら剥がしたほうが良いです。また湿布を立て続けに貼り続ける場合も肌を痛める可能性が高いので1、2回同じ場所に貼ったなら少し時間をおいてからしようしたほうが良いでしょう

 

肩がこるといった理由で湿布を使用される方がいますが、効果はありません。湿布の主たる効能は鎮痛なのでそれ以外の用途で使用しても意味がありません。

 

最後に、湿布はあくまで治療の補助的な要素に該当するものなので湿布を貼っても症状が改善しないのなら早く治療院などで受診されるのをお勧めします。今回は湿布についてでしたが、いかがでしたか?今回の記事が参考になれば幸いです。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

急性期の応急処置の大原則

今回は捻挫や打撲など急性期のトラブルの際に有効な応急処置についてお伝えします。急性期のトラブルにおいては炎症がおこり、しばしば腫れをともないます。この炎症と腫れをいかに抑えるかが早期回復のカギとなります。急性期の処置原則はRICE処置という名で知られており、RICEとは応急処置原則の英名の頭文字を取って名付けられています。では以下で詳しく説明します。

 

・R(REST 安静)身体のどこかを痛めた場合、その部位を安静にして使わないようにする

・I(ICING アイシング)患部を冷やすことで炎症を抑える

・C(COMPRESSION 圧迫)患部を圧迫することで腫れを抑える

・E(ELEVATION 挙上)痛めた患部を心臓より高い位置にもっていって血流のコントロールにより腫れや炎症を起こりにくくする

 

急性期のケガなどではこの処置原則にのっとって治療計画を立てていく必要があります。そうすることにより、痛みの軽減や早期回復ならびに痛めた細胞組織がきれいに治っていくことになります。この処置は当然、治療院だけでなく、みなさんのご家庭でもできる処置なので覚えておいてください。

 

今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。

最後までご覧になっていただきありがとうございました。

あなたの身体のトラブル 急性期?慢性期?

今回は身体のトラブルにおいての急性期、慢性期の話です。急性期、慢性期の期間についてはトラブルの種類などによってバラツキがあります。しかし治療院での実際の治療という面でみれば、炎症が治まっているかどうかで考えていかなければなりません。

 

炎症が治まるまでは通常10日前後かかるので、急性期は受傷してから約10日間でそれを境にして徐々に慢性期に移行すると考えていいです。ただし、これはなるべく安静にして患部に負担をかけないようにした場合で、痛いのを我慢して身体を動かした場合は急性期の期間が2倍、3倍と伸びることになります。ちなみに接骨院では完全に慢性期に移行する前までを急性期と考えており、受傷して1か月~3か月以内が急性期に該当します。

 

治療を始めるタイミングは早いに越したことはありません。治療を早く始めれば早いほど良い治療結果が期待できます。大げさに言えば身体のトラブルが1年続いているのなら、治るのにも1年かかると思ってください。なので、もし身体に不調があるのならなるべく早く治療院に来院なさってください。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

接骨院で保険が使える場合とは?

今回は接骨院で受診する場合の注意点についてです。接骨院で受診する場合は健康保険が使えるのですが、すべての身体のトラブルに対して適用されるわけではありません。以下に保険適用される条件を記します。

 

・急性の障害であること

・重傷原因がはっきりとしていること(いつ、どこで、どのようにして受傷したか)

・骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷(肉ばなれ)に該当するもの

・骨折、脱臼については、応急処置のあと引き続きの治療は医師の同意を必要とする

 

上記の条件を満たしていなければ保険適用にはならないので、例えば肩こりや数年前から腰が痛いなどの症状では保険が使えません。そういった症状のトラブルでは保険外診療(自費診療)で受診していただく必要があります。

 

ただし、ご自身のトラブルが急性のものなのか、痛めた部位がどうなっているのかなどは当然ご自身で判断できないと思います。それは治療院の方で問診や検査などで病態を把握、診断して確定してゆくのでご安心ください。

 

今回は簡単ながら接骨院での保険取り扱いについての記事でした。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

病院と治療院の違い

今回は病院と治療院の違いを述べたいと思います。

 

法律的に言えば病院で行われている施術は医療行為と呼ばれ、医師はすべての医療行為を行うことができます。一方で治療院の施術は医療類似行為と呼ばれ、医師法・薬事法に違反しない限定的な施術に限られます。また診断権が医師にはありますが、治療院の先生にはありません(柔道整復に関しては業務上取り扱いのものに限って診断権がある)。

 

これだけ聞くと身体にトラブルがあれば全て病院で診てもらえばいいんじゃないかと思われるかもしれません。しかし病院と治療院では得意としている分野が違っていると私は思っています。

 

例えば腰が痛くなって病院に行った場合にレントゲンなどを撮って異常がない、もしくは手術の必要がない場合は腰痛体操の指導や湿布をもらい、基本的に後は自然に治るのを待つことになります。しかし治療院では手技・はり・電気療法などの施術によって症状の早期改善を図ります。つまり病院は手術や薬などが必要なトラブルの改善を得意としており、治療院は手術が必要でないトラブルの改善を得意としていると言えます。

 

また病院では診断にレントゲンやMRIなどを使い画像所見的に異常があるかないかなどでトラブルを診断します。一方、治療院では身体のゆがみや筋緊張のアンバランスからくる身体の不調などレントゲンなどに写らないものもトラブルの原因として捉えます。

 

病院の優れているところ、治療院の優れているところがあると思うので、ご自身の身体にトラブルがあったときこの記事が参考になれば幸いです。最後までご覧になっていただきありがとうございました。

接骨院と整骨院と整体院は同じ?

私の治療院でよく接骨院と整骨院と整体院は一緒なのという質問を受けるのでご説明します。

 

結論から言うと、接骨院と整骨院は同じで整体院は別のものになります。接骨院と整体院の治療の違いは以前ご説明した通りです。

 

接骨院と整骨院は同じものなのですが正式名称では接骨院が正しいです。法規的に見ると医科(病院)と紛らわしい名称は避けることとされているので、整骨院という名称は好ましくないということです。

しかし慣例上、整骨院という名称も認められているみたいです。

 

ちなみに接骨院という名称を使うのか、整骨院という名称を使うのかは各都道府県で分かれているみたいです。例えば岡山では整骨院、香川では接骨院、広島では接骨院といった屋号を掲げています。

 

そういえば私、岡山で開業しているのに屋号は接骨院を使っている。混乱の原因は私ですね。

最後までご覧になっていただきありがとうございました。

治療院で必要な国家資格とは?

治療院で患者さんに施術する際に必要な国家資格(免許)をみなさんご存じでしょうか?

当然病院なら医師免許が必要ですが、治療院にも免許が必要なものがあるんです。

 

鍼灸院なら はり師・きゅう師

マッサージなら あんま・マッサージ・指圧師

接骨院なら 柔道整復師

という国家資格が必要になります。

 

これらはまず厚労省によって認可された養成校を卒業して受験資格を得る必要があります。その後、国家試験に合格することで資格を取得することができます。開業するには保健所に届けをしなければなりません。一方、整体などは資格を必要としないのでいつでも自由に開業することができます。

 

国家資格を取得すると、それに関連する法規に則って業務をしていく必要があるのでいろいろと法的な規制がかかります。これは人の身体に触れ、施術していく者の当然の責任と義務といえるでしょう。

 

私も有国家資格者の一人として責任を持ち日々精進して業務に取り組んでいきたいと思います。

最後までご覧になっていただきありがとうございました。

身体のトラブルがおこったらどこに行けばいいの?

以前各種療法の違いについて説明しました。それでも、自分に合った治療院がどこなのか判らないと思うのでもう少し補足説明をします。

 

各種療法で治療法が違い、メリット・デメリットが存在するのは理解していただけたと思います。しかし治療院の先生方はいろいろ勉強されており様々な治療技術を習得し、さらに新しい技術の習得を目指しているはずなので基本的にはどこにいかれても大丈夫なはずです。

 

ただし、説明をしっかりとしてくれる治療院を選んでください。そしてその説明が理解できて納得できたらそこで施術を受けてください。もし疑問や不安があればその時点で施術は拒否しても良いんです。

(初診料や問診料は取られると思いますが)

 

治療院に行くというのは少しハードルが高いかもしれませんが、身体の不調があれば気楽に相談してもらえればと思います。

 

結論としてはまず治療院にいってください。そこで説明を聞いてください。本来悩むのはそこからなんです。(そこで治療してもらうのかやめるのか)

 

今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。

最後までご覧になっていただきありがとうございました。

各種療法の違い その2

今回は前回(各種療法の違い その1)に引き続き各種療法のメリット・デメリットについて説明します。

 

鍼灸

メリット:東洋医学の根本はバランス治療です。身体の状態を五つのバランスに分けて考えそのバランスの均衡を保つ治療をしていきます。西洋医学とは全く異なるアプローチなので西洋医学的なアプローチでは効果の出ないものにも劇的な治療効果が出る場合があります。

デメリット:比較的治療効果がまちまちになりやすい面があります。

 

あんま・マッサージ・指圧

メリット:心地よい刺激の手技になるのでリラックスした状態で施術を受けることができ精神的な癒しの効果があります。

デメリット:痛みの強いトラブルや慢性化したトラブルに対しては治療効果が低い。

 

接骨院(柔道整復)

メリット:急性のケガの治療を得意としています。また物療機器(治療に使う機械)の扱いに長けており西洋医学的なアプローチを得意としているので身体のトラブルを早期に改善することができます。

デメリット:基本的に急性の症状に対する施術がメインになるので慢性化した症状に対しては、柔道整復術以外の療法も組合さなければなりません。

 

整体

メリット:多種多様な手技があり、施術内容が症状に適していれば優れた治療結果が見込まれる。

デメリット:多様な施術法がある反面、医学的根拠に乏しいものも含まれるので治療効果を過度に期待できない。

 

以上、私なりに各種療法の特徴をまとめてみましたが参考になったでしょうか?

最後までご覧になっていただきありがとうございました。